小出くんが語る「交感ノート」制作話、書き起こし。

アイドルネッサンス初のオリジナル曲「交感ノート」および、現在制作中のアイドルネッサンスの曲について、作者の小出祐介くんが自分のアルバムの宣伝で出てる番組なのにめっちゃ語ってくれたのがうれしかったので、該当部分の書き起こしです。

こいちゃん、本当に本当にありがとう。引き続きよろしくお願いいたします。

タイムシフトのだいたい19分くらいから。

ミュ~コミ+プラス | ニッポン放送 | 2017/04/12/水 24:00-24:53

http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170412000000

「光源」、買います。


Base Ball Bear – すべては君のせいで Music Video

 

 

吉田:クリエ―ションも、普通自分のバンドだけで手いっぱいになりそうなのに、バンドもがっつりライブとかツアーやりつつ、アルバムも作り、今日もそれで来てもらってますけど、さらに他のアイドルに楽曲提供とかももう当然してるわけじゃないですか。こないだの、今ねアイドルネッサンスにちょうど曲を提供したばっかりという。
大矢:はいはいはい。
吉田:大矢さんあれでしょ?アイドルネッサンスの方とこないだ仕事したばっかり。
小出:へぇ!
大矢:そうなんです。宮本茉凜ちゃんと比嘉奈菜子ちゃんと。それで今回小出さんがゲストってことで私もいろいろ調べてきたんですけど。
小出:おー、ありがとうございます。
吉田:まじめなんですよ。
小出:まじめだなぁえらい。
大矢:いや、気になるんですよねすごい。アイドルネッサンスさんを作る時もうほぼ、小出さんってプロデューサー、みたいな?
小出:まぁまぁまぁ、半分そんな感じですよね。
大矢:立ち位置ですよね?でなんか、アイドルネッサンスができるときに、今からアイドルグループ作ってももう遅いって言ったみたいなの書いてたんですけど。
小出:言ったんです、最初。
大矢:なんでそれでも、今熱をこめて4曲も作られたじゃないですか。
小出:はい。まぁまだ作ってる最中なんですけどね。
大矢:今も作られてるんですか!
吉田:あ、作ってる最中なの!?
小出:最中。そうそうそう。それで今めっちゃ追われてるの。プロモーションしながら曲も作んなきゃいけないし、ゼルダをやんなきゃいけないし。すごい大変だったんです。
吉田:ゼルダは一応終わったんですよね?
小出:一応全クリはしたんだけど、あれ終わりのないゲームじゃないですか。
吉田:そういうタイプか、そうかー。でだからこないだ、そのアイドルネッサンスがWWWXっていうライブハウスで、初めての。今までアイドルネッサンスっていうのは、アイドルっていうスタイルを使って、今までの日本の名曲たちを、カバーって言ってたんですけど。あれってでも本当にアイドルってヒップホップみたいなもんだなって思ったんですよ、みてて。アイルネみてておもうのは。アイドルっていうのは音楽スタイルの一つだと、どちらかというと。で、その音楽スタイルの一つで、元ネタの素晴らしいものを選んできてみて見せるっていうすげー運動だと。

小出:ああ、ぼくもだからアイルネみててすごいDJみたいだなと。
吉田:あっそうそうそうそう。だからどれもこれも趣味がよく。その中で本当にメジャーな曲ばかりじゃなく。例えばベボベの曲だと「17才」とか、あとは花澤香菜ちゃんをプロデュースして、あの時点…これ声優ブームとかをあてこんだんじゃない時代にですよ!先に「恋する感覚」っていう曲を小出くんは作ってたんですけど、これをアイルネがやってるやつとかが、まぁ泣ける泣ける。
小出:(笑)
大矢:わかります。
吉田:すげぇ泣けるの。
大矢:「17才」がぐっとくる感じ、すごいわかります。本人たちは17才に近い
小出:そうですよね、近い年齢。
大矢:から余計、説得力じゃないですけど。
吉田:だからカバーをずーっとこうアイドルネッサンスは、本当に10代の女の子が歌うとすごい魔法がかかる瞬間を次々だしてる。ってとこで、じゃあオリジナル作るっていう時に、小出くんに話がいって、あれを作ったのがこれ説明がすげぇ難しいんだけど、おれ岡村靖幸だ!て思ったんですよ。
小出:おお~
吉田:あの、なんていうんだ…「わかりやすくかっこよくしてこねえ!」みたいな
小出:(笑)あぁなるほど。
吉田:あのでも詞はど真ん中に、「あぁ…」っていう。
小出:詞はど真ん中なんですけど、そのようはそのわかりやすくっていう部分、すっごいわかる。それは作りながら、ディレクターさんとすごい葛藤した部分で。あの、ようは最初はね、ギターとかすごい入ってたんですよ。やっぱ僕バンドマンなんで、ギターとかで最初組み立ててたんですよ。でも、ギターの成分が強くなればなるほど、その彼女たちの歌に帯域がかぶってくるから。すっごい歌うまいんですね、彼女たち。でそのあのタッチをどうしても活かしたい。で、あのタッチがあるのがアイルネならではだと思うから、それ活かすためにはもうギターがうるせぇ、と。
吉田:ほお!
大矢:へぇ!
小出:で、だから僕にとっては本職なんだけど、ギターいらないと。一切きって全部。で、シンセだけであの空気感を作っていくっていう風にしたんですよ。
大矢:すごい…
小出:そうしたら当然分かりにくいんだけど、ま今もそうだけど、こっから3年後とか、5年後とかに聴いたときに、もっとオケをブラッシュアップしながら、さらにね、成長していく曲にしたいなって思って。出来たら、っていう気持ちで。
吉田:スパンが長い!!
大矢:もう、未来を見据えて。
小出:いやなんかね、その即時的な曲も、即効力が必要なっていうのもわかるんだけど、一曲目として、まずなんか彼女たちの賞味期限みたいなのを今にしたくない、と思って。
吉田・大矢:ああ~
吉田:で4曲になるんだ。一曲だけでは今回の仕事を受けた意味がない?
小出:と思って、本当は最初は一曲だったんですけど、4パターン提案さしてもらったんです。それでようは「ピンとくるやつにしてください」って言ったら、「いやもう、全部で。EPにしたいっす」みたいな。
大矢:え~…もう絶対的な信頼ですね。
吉田:でもねあともう一つの問題は、小出くんはいま自分たちでアルバムを作っていたんですよ。
大矢:そうですよね。
吉田:Base Ball Bearの。
小出:だからツアーやりながら、自分たちのアルバム作りながら、アイルネのもやってたのが、今年の2月くらいまでそれがぶわーっと平行してたんですね。
吉田:よかったね、ゼルダ出たの3月で。
小出:そう、本当に(笑)